焦げた肉じゃがの教え
日々夕飯作りは、時間との勝負。
ここ数年、肉じゃがといえば、小林カツ代さんのレシピで時短。
その日、息子のお友達が遊びにきていて、見送りに出たとき、10分のタイマーをつけて出た。聞こえると思っていたピピピ音。
ついつい外で話し込んでしまって、はっ!!!として駆け込むと、タイマーはとっくに止まってる様子。焦げくさい…。やっちまったぁぁ。
家の周りをグルグル追いかけっこしていた息子が一言「ピピピ鳴ってたよ」…
教えてよぉぉぉ!!!!
そこから悔しさが余計に込み上げてきて、ついつい息子にチクチク言ってしまう。
私「聞こえてたら教えてくれたらいいのに」
息子「走ってたからー」
ふざけた風に「ごーめーんーなーさーい」
心のないごめんなさいに余計イラっとする私。
その後、彼は爆弾を投下。
息子「きれいな肉じゃがが食べたいなー」
アタシも食べたいよ、焦げてない肉じゃが!!!!
カッチーンときて、ドッカーン(音ばっか)!!
私「かあちゃんだけのせいじゃないでしょー。◯◯くんが教えてくれたら焦げずに済んだじゃーん」
頭ではわかってます、息子は悪くない。
段々ヒートアップ。焦げた肉じゃが捨てたろか〜?と極道のようなことも言い出し…ヒドい…。
そりゃ息子もしょんぼりしてきて、あー言い過ぎた…と、反省。抱っこしながら、話し合い。
私の思いは、ただただ時間のない中作った肉じゃがが焦げたことが悔しかった。ホントは自分が長話しなければ、火を消して出てれば、と自分の非のほうが明らか。
私「母ちゃんが悪かったよねー。でも気づいたなら教えてほしかったよ」
息子「うん。2人とも悪くないよ」
私「!!!!そうだね、誰も悪くないね」
私、何かが起こったとき、誰が悪いか、ということで物事を終わらせる傾向がある!ということに気付きました。それは他人を攻撃することもあるだろうけど、何より!自分が悪い、と自分を責める方向へシフトしがち。なるほど〜。
旦那さんに焦げた肉じゃがが夕飯の旨をメールしたところ、即答で
主「そんなこともあるさ」
そぉだよねー。そんなこともあるさね。思考回路がすぐそこに直結できたら、息子も私も笑って今過ごしてただろうなぁ、なんて、しょーもないこと思ったり。
肉じゃが、無駄に焦げませんでした。サンキューです。
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