夜通し寝るようになったワケ・・・
息子は、産まれた頃から本当に寝ない子だった。
夜も、何度も起きる。
断乳すると寝るようになる、と聞いていたけど、そんなことなかった。
夜中に2~3度起きる日々。
ゆっくり寝たいなぁと、切に思っていました。
ふと昨日寝かしつけていて、
いつから夜通し寝るようになったっけ・・・・
と思い返していた。
2ヶ月くらい前かなぁ。(1歳半)
きっかけといえば、思い当たるようなことが。
それが本当のワケかどうかは、わからないけど・・・。
この本を読んだこと。
ざっくり言うと、
「我が子の癒されてない心を抱きしめて語りかけて癒そう」
といったかんじかなぁ。(ズレてたらごめんよ、著者。でもあたしゃあなたに助けられたよ)
ワケもなく泣いてること(ワケがないように感じる)ってありますよね。
その泣き、その瞬間、そのときに起こったことで泣いているわけではないかもしれない・・・。これまで一緒にいて、何か我が子の気持ちを癒してあげられていないことがあるのかも・・・と。
私の場合、彼の気持ちを受け入れてあげられないコトがあった。
それは、乳を触ること。
断乳前、妙に授乳の時間が億劫に感じ始めていた。自分はもっと授乳を長く続けていける母親でありたかったし、触られることがイヤだと感じる自分は、母親としてどうなんだろうと悩んだ。今思うと、ホルモン的な問題だったのかなぁとも思うけど、そのころ、触ってくる息子を拒否したり、イライラしたり。
きっと彼は、そのことで傷ついたんじゃないかなと思った。
産まれてからの安心基地が、突然拒否されて安心できない気持ちにもなっただろうね。
でもそのときの私は、どうしようもなかった。
で、ある夜、泣いて起きてしまった彼を、起き上がって小さいころのように横抱っこをして、どんなに嫌がってもがいても、しっかりと抱っこして。大泣きしてのけぞって。
その泣き声が、「かあちゃぁぁ~ん、助けて~」と言っているように聞こえて、自分でもビックリ。まだしゃべれない息子の声が聞こえたような気がして、たまらなく愛おしくなった。
「ごめんね」と謝った。
あの頃はどうしようもなかったんだと・・・。
今は大丈夫だから、触りたいと思ったら触っていいんだよ、と。(怪しすぎるわ・・・)
しばらく泣いていたけど、少しずつ、泣き方が変わって、ただしゃくりあげるような悲しそうなかんじに。そして、赤ちゃんの頃のように、横抱っこで眠りについた。
そんな抱っこを何日か過ごし、気づけば、夜通し寝るようになった。
彼の気持ちが癒されたからなのか、本当のところはわからないけど、あっという間に過ぎていく毎日、その中で知らず知らず、大人が忘れてしまうようなことで、子供は傷ついて、そのことをわかってもらえず、さみしい思いをしているのかもしれない。
この本を読むまで、そんな風に考えたことなかった。
本当は、相手がイヤがることをしたら「ごめんなさい」というのは当たり前なのに。
どこかで「まだ小さいからわからないだろう」とか、こちらの都合で推し進めていることってある。
夜泣きやご飯を食べない、癇癪などなど、何か悩んでいたら、この本、一度読んでみてくださいな。
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